30th January — 3rd February 熊川宿若狭美術館
福井県知的障害児者生活サポート協会
特定非営利活動法人若狭美&Bネット
Supported by The Nippon Foundation 日本財団
30th January — 3rd February 熊川宿若狭美術館
福井県知的障害児者生活サポート協会
特定非営利活動法人若狭美&Bネット
今回は現代美術家5人の作品を展示しています。
日本の現代美術をリードした斎藤義重(1904-2001)は、若狭に何度も足を運び、研修会講師として若い作家を指導し、多大の影響を与えました。
美術を主に文化運動に取り組んだ福井の前衛〈北美文化協会〉に所属し、リーダーとしてニューヨークで活躍。帰国後、若狭で作品を展示し講演会を開くなど、若い作家に強烈な刺激を与えました。
現代彫刻のパイオニアとして活躍した英国のアンソニー・カロ(1924-2013)は文化庁の招聘によって来日し、和紙への関心から、若狭和紙を使って「オバマシリーズ」を小浜で制作。長谷光城、竹原豊が助手を務めました。
東洋的抽象画を生み出した坂本善三(1911-1987)は、〈子ども美術文化研究会〉での交流が深い熊本で活躍。最後の弟子二子石義之の同研究会への参加、小国町にある坂本善三美術館での同研究会開催など、つながりが深まっています。
孤高の画家・熊谷守一(1880-1977)は向井画廊を通して、若狭に多いモリカズファンが、何度か「モリカズ芸術を語る会」を開きました。
このように、5人ともに逝去されているが、なんらかの形で若狭とつながり、関わった若狭の人々の心の中に、今も強く生きています。
自然とのかかわりを重視した自由な環境のなかで、『子ども文化は美術文化(アート)』」との共通認識のもと、遊びや造形活動、そして描画活動に積極的に取り組む『子ども主体の保育』を実践している各地の保育園の子どもの姿を紹介しています。
主催/文化庁 特定非営利活動法人若狭美&Bネット
主催/文化庁 特定非営利活動法人若狭美&Bネット
宮田徹也氏と作家によるギャラリートーク
大自然の生態ドキュメント、ファンタジーアニメ、ハートフルな物語など、田中鉄也は知的好奇心に溢れた純朴な少年の眼差しをもって多くのTV番組や劇場映画を観ています。そのときに受けとめたテーマメッセージと諸場面の感動を絵画に再構成し、リアリティ豊に表現します。
カタチ、イメージを鉛筆でひょい、ひょいと描き、物語り性と楽しげな動きと情感が、巧みなバランス感覚で画面に構成されます。彩色は終始、広い背景であれ細筆にごく少量の絵具をつけて擦りつけるように、時間をかけて塗りこめていきます。
そうして生まれた、柔和で親しげな生命の躍動感が画面全体に充満する作品、田中鉄也の「豊かな絵画」を紹介します。