三好万里子 展



三好万里子 MIYOSHI Mariko


1962年 美浜町生まれ
大学で尾澤正毅先生に出会い、人物塑像を中心に彫刻制作を学ぶ。中学校美術教員として長年勤める。美浜美術作家展には人物などの具象と抽象彫刻を出品している。
「再生II、III」は一木造りの彫刻。倒木や薪になる寸前の木材を再生したもの。木の生命力そのままを作品に蘇らせたいと思っている。 合板と木彫の組み合わせは初の試みで、 今後の可能性を感じている。
1981年 福井大学教育学部美術科入学
1986年 教員として小中学校に勤務
1997年 福井大学大学院に内地留学
1999年 福井県総合美展知事賞
2019年 美浜美術作家展に参加
2024年 若狭湾美術展に参加


柴山信宏 展


柴田信宏
1977年生まれ、福井県出身、福井県在住。福井県立盲学校卒業。2024年「まるまるつながるアートてんまる」展出品(福井県立美術館)。



現代美術

今回は現代美術家5人の作品を展示しています。


斎藤義重

日本の現代美術をリードした斎藤義重(1904-2001)は、若狭に何度も足を運び、研修会講師として若い作家を指導し、多大の影響を与えました。

河合イサム(勇 1931-1980)

美術を主に文化運動に取り組んだ福井の前衛〈北美文化協会〉に所属し、リーダーとしてニューヨークで活躍。帰国後、若狭で作品を展示し講演会を開くなど、若い作家に強烈な刺激を与えました。

アンソニー・カロ

現代彫刻のパイオニアとして活躍した英国のアンソニー・カロ(1924-2013)は文化庁の招聘によって来日し、和紙への関心から、若狭和紙を使って「オバマシリーズ」を小浜で制作。長谷光城、竹原豊が助手を務めました。

坂本善三

東洋的抽象画を生み出した坂本善三(1911-1987)は、〈子ども美術文化研究会〉での交流が深い熊本で活躍。最後の弟子二子石義之の同研究会への参加、小国町にある坂本善三美術館での同研究会開催など、つながりが深まっています。

熊谷守一

孤高の画家・熊谷守一(1880-1977)は向井画廊を通して、若狭に多いモリカズファンが、何度か「モリカズ芸術を語る会」を開きました。

このように、5人ともに逝去されているが、なんらかの形で若狭とつながり、関わった若狭の人々の心の中に、今も強く生きています。