information: 臨場 2025


第3回を迎える熊川宿若狭芸術祭では、「臨場と共生」をコンセプトとした多彩な企画を実施して参ります。第一弾として、美術部門では本年も「臨場(りんじょう)」をテーマとしたアートプロジェクトを展開いたします。会場となる熊川宿若狭美術館や熊川宿内の古民家には、国内外から現代美術作家が集い、障がいのあアーティストやその活動を支える作家とともに、7名が滞在制作を行います。10日間にわたる創作の全貌を公開し、観客との対話や交流を通じて、地域に結ばれる多様な作品がかたちづくられていきます。
今回は、フランスから初めての海外アーティストが参加し、ことばや文化のちがいを越えた出会いが育まれます。また、作家たちに伴走する美術評論家も加わり、批評や記録活動に当たります。
こうして生まれた作品や制作の記録は、完成作を発表する展覧会としてあらためて展示されます。「臨場」は、まさにその場に立ち会い、共に体験することを意味します。現代美術、障がい者アート、フランスの美術文化が、境界を超えてアートとしての翼を大きく羽ばたかせるとき、人々がつながり、街がひらかれ、世界へと広がっていく―その“いまこの瞬間”に、是非とも<臨場>していただきたいと願っています。

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熊川宿若狭芸術祭のHPは此方です
 


I 臨場=プロセス公開とコミュニケーション

テオ・ムザール / マリーヌ・ロワイエ / 小清水漸 / 黒鉄 /
藤原 孝 / 小林雅代 / 長谷光城 / 野田訓生

フランスのアーティスト、日本の現代美術作家、障がいのあるアーティストらが、熊川宿において来場者とのコミュニケーションを図りながら、初発プランから制作、完成までを公開します。また、作家の伴走者として、評論家が批評の観点から活動を展開し、10日間の制作プロセスを記録します。

熊川宿若狭美術館、田辺邸、与七、野外(熊川陣屋跡)
8/21(木)~8/31(日) 10:00~16:30 (最終日16:00)   8/25(月) 休館日

オープニングトーク 8/23(土) 14:00~熊川宿若狭美術館


II 臨場

テオムザール・マリーヌロワイエ・小清水漸・黒鉄・藤原孝・小林雅代・長谷光城・野田訓生・展
10日間の公開制作により完成した作品を展示します。

9/5(金)~10/6(月) 金・土・日・月・祝日 開館  10:00-16:30


参加作家、評論家

(建築家アーティスト) テオ・ムザール

2025年度ヴィラ九条山レジデントアーティスト。
1989年生まれ。 フランスのナント出 身、サン=ジャン=アン=ロワイヤン在住。 マルセイユ国立高等建築学校卒業。

(サービスデザイナー) マリーヌ・ロワイエ

2025年度ヴィラ九条山レジデントアーティスト。
1983年生まれ。 フランスのクレテ イユ出身、ニーム在住。フランス国立社会科学高等研 究院(EHESS)で博士号を取得。

(現代美術) 小清水漸

1944年生まれ。 愛媛県出身、 兵庫県在住。 多摩美術大学彫刻科中退。 京都市立芸術大学名誉教授。 2004年に紫綬褒章を受章。 2013年 「PrimaMat eria」 プンタ・デラ・ドガーナ(ベニス・イタリア)に参 加するなど国際的に活躍する。

黑鉄

1999年生まれ。 福井県鯖江市在住。 福井南特別支援学校高等部卒業。 2023 2024年の第14、15回 「きらりアート展」で準大賞を連続受賞。 グループ展 多数。

藤原 孝

1975年生まれ。 福井県小浜市在住。 若狭高校卒業 愛知大学中退。 2022年第13回 「きらりアート展」 では福井県知事賞を受賞。個展、グループ展多数。

小林雅代

1985年生まれ。 兵庫県出身、福井県在住。2007京 都造形芸術大学美術工芸学科陶芸コース卒業。 2024年ふくいアートアタック事業で個展開催(銀座・ ギャラリー暁)。

長谷光城

1943年生まれ。 旧満州国出身、福井県在住。 多摩 美術大学美術学部絵画科油画専攻(斉藤義重教 室) 卒業。 熊川宿若狭美術館長。 第16回現代日本 美術展大賞受賞。 個展開催35回。 グループ展出品 多数。

野田訓生

1962年生まれ。 福井県出身、 福井県在住。 筑波大学大学院芸術研究科修了。 金津創作の森美術館長。 福井県文化振興事業団芸術文化アドバイ ザー。前福井県立美術館副館長。



文化庁 令和7年度 文化庁 文化芸術創造拠点形成事業


information: 熊川宿若狭芸術祭 2025

Concept 「臨場」と「共生」

「臨場」とは、その場にのぞむこと。「共生」とは、多様な主体が相互に影響を与え合いながら、調和の中で共に生きること。

熊川宿若狭芸術祭では、性別、年齢、国籍、障がいの有無を問わず、多様な表現者たちが若狭町熊川宿に集い、「臨場」と「共生」をテーマに創作を行います。若狭町熊川宿の自然、歴史、文化、そして人々のエネルギーに触発され、その場で生まれる「生きた芸術」をお届けします。

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主催熊川宿若狭芸術祭実行委員会
2025.8.21.Thu.—11.16.Sun.



I 臨場=プロセス公開とコミュニケーション

テオ・ムザール / マリーヌ・ロワイエ / 小清水漸 / 黒鉄 / 藤原 孝 / 小林雅代 / 長谷光城 / 野田訓生

フランスのアーティスト、日本の現代美術作家、障がいのあるアーティストらが、熊川宿において来場者とのコミュニケーションを図りながら、初発プランから制作、完成までを公開します。また、作家の伴走者として、評論家が批評の観点から活動を展開し、10日間の制作プロセスを記録します。

8/21(木)~8/31(日) 10:00~16:30(最終日16:00)  8/25(月)休館日

熊川宿若狭美術館、田辺邸、与七、野外(熊川陣屋跡)

オープニングトーク 8/23(土) 14:00~熊川宿若狭美術館

II 臨場
テオムザール・マリーヌロワイエ・小清水漸・黒鉄・藤原孝・小林雅代・長谷光城・野田訓生・展

10日間の公開制作により完成した作品を展示します。

9/5(金)~10/6(月) 金・土・日・月・祝日 開館  10:00-16:30


子どもたちによる
造形活動・絵画制作プロセス公開

第3回熊川宿若狭芸術祭は「臨場と共生」をコンセプトとして、性別や年齢、国籍、障がいの有無を問わず、多様な表現者たちが集い、創作活動を行います。本芸術祭の一環として、若狭町立保育園の子どもたちによる造形活動・絵画制作のプロセスを公開いたします。

若狭町立保育園では、豊かな自然の中でのびのびとした保育を通して子どもたちの個性を伸ばしていく「里っ子保育」を行っています。「里っ子保育」では、子どもたちを主体とした待ちの保育姿勢で創造主義的造形保育を実践し、意欲的な造形作品や絵画を生み出しています。子どもたちの創造性溢れるアート活動に触れていただける機会に是非ご参加ください。


第3回「東極」の磁場 in WAKASA 2025

日本や朝鮮半島等は世界のあらゆる文化が流入し、変容してきた文化圏「東極」です。この「東極」の地で制作に取り組む日本や東アジアの作家たちが集い、古代より大陸に開かれた玄関口であった若狭熊川宿において、西側をはじめ世界に向けて新たな発信を試みる展覧会です。

10/11(土)~11/16(日) 金・土・日・月・祝日開館  10:00~16:30
熊川宿若狭美術館、田辺邸、与七
(出品作家)
市野泰通・石川雷太・加藤真美小林雅代・中川猛・長谷光城・范鐘鳴・張羽山根秀信・羅入
(評論家)千石英世

オープニングイベント 10/11 (土)
10:00~オープニングパフォーマンス (松木神社義民館~街道)
13:00~基調講演
14:00~ギャラリー・トーク(熊川宿若狭美術館)
16:00~パフォーマンス


稲垣楽水 INAGAKI Rakusui 展


1951 山口県生まれ 敦賀市在住

1998
玄々社入会 (2017年まで20回出品)
2005
第14回玄々社展 (以後 2017年まで20回出品)
敦賀市書人会入会 (以後2017年まで毎回出品)
第36回敦賀書人会展出品(以後毎回出品)
2006
各務原市敦賀市交流道展 (2017まで13回出品)
第55回奎星展 特選
第56国福井県書道展 準特選
第58回毎日書道展 入選
双游展 (二人展)
2007
第56回奎星展 特選
第57回福井県着道展準特選
2008
第59回福井県総合美術展 敦賀市長賞
2009
第 58 回奎星展 奎星賞
双游展 II
2010
第59回奎星展 特選
2011
双游展 III
2012
魚と書展
2013
第65回毎日者道展 佳作質
奎星会夏期書道研究大会 (奥道後温泉・愛媛)
2014
双海展IV ハーモニーホールふくい)
2015
第65回福井県現代書作家展 福井新聞特別費
2016
若狭湾美術家集国入会 出品
2017
楽書展
2018
楽書展 IV
2022
第71回奎星展 無鑑査特別賞




二子石義之 展


二子石 義之 FUTAGOISHI Yoshiyuki

1935年熊本県に生まれる。
1952年独立美術展に初入選。1959年熊本県美術展大賞受賞。1960年熊本大学教育学部美術科卒業。県立高校美術教諭の傍ら建物や風景をもとにした抽象画を手がけ空間表現を追求した。坂本善三、三浦洋一に師事し独立美術協会、モダンアート協会に所属。熊本県美術家連盟副会長。熊本県芸術功労賞受賞。2023年没。当館々長の長谷光城と2004年に出会い、交流を深め、2009年にパレア若狭ギャラリーで個展を開催している。



現代美術

今回は現代美術家5人の作品を展示しています。


斎藤義重

日本の現代美術をリードした斎藤義重(1904-2001)は、若狭に何度も足を運び、研修会講師として若い作家を指導し、多大の影響を与えました。

河合イサム(勇 1931-1980)

美術を主に文化運動に取り組んだ福井の前衛〈北美文化協会〉に所属し、リーダーとしてニューヨークで活躍。帰国後、若狭で作品を展示し講演会を開くなど、若い作家に強烈な刺激を与えました。

アンソニー・カロ

現代彫刻のパイオニアとして活躍した英国のアンソニー・カロ(1924-2013)は文化庁の招聘によって来日し、和紙への関心から、若狭和紙を使って「オバマシリーズ」を小浜で制作。長谷光城、竹原豊が助手を務めました。

坂本善三

東洋的抽象画を生み出した坂本善三(1911-1987)は、〈子ども美術文化研究会〉での交流が深い熊本で活躍。最後の弟子二子石義之の同研究会への参加、小国町にある坂本善三美術館での同研究会開催など、つながりが深まっています。

熊谷守一

孤高の画家・熊谷守一(1880-1977)は向井画廊を通して、若狭に多いモリカズファンが、何度か「モリカズ芸術を語る会」を開きました。

このように、5人ともに逝去されているが、なんらかの形で若狭とつながり、関わった若狭の人々の心の中に、今も強く生きています。



 


伊藤ちづ子 展


ヒマワリについて

2000年よりヒマワリをモチーフにする。
枯れゆく中にも生命を全うする姿に感銘を受けた。
その後、種が地に落ちて次の季節には新しい生命の始まりが来る。
限りある生命を無心に生きる生命のサイクル、これはヒマワリも人も
生きるものすべての宿命である。
だからこそ、その時々を大事に生きていきたい。

私は制作の中で生きるものにエールを送ってきたが、何もなく生きることが普通ではない時がある。
2011年3月の東日本大震災の年には、あまりにも無残に生命をおびやかされた。
その年のヒマワリの制作は元気で逞しい表現はとても出来なくて、黒く被災したヒマワリになってしまった。
近年ではウクライナと、ロシアの侵略による戦いが人々の生命や自然を壊している。
ヒマワリは武器は持たない。ただ平和を祈ることしか出来ない。

2025年2月7日 伊藤ちづ子



伊藤ちづ子の絵画


伊藤ちづ子はヒマワリを描く画家である。しかし、ヒマワリと聞いて普通に思い浮かべる、野にすっくと生えた、正面を向いた大輪の黄色い花ではない。彼女の描くヒマワリは、花というよりもむしろ、生き物の頭部とでも呼んだ方がふさわしい。
年代を追って彼女の作品を見て行くと、2000年の最初のヒマワリ以降、2005年頃まで、ほぼ黒と白のモノクロームあるいはモノクロームに近い画面に、ヒマワリの頭部が比較的写実的に、かつランダムにいくつも描き込んである。
その後、写実的に大きなヒマワリの頭部を描き、その周囲に空間を描き出す。また、このような具象的表現と並んで、同じく大画面に、ヒマワリの頭部を正面から捉え、画面に横溢する円形の広がりとして描く抽象的な表現が生まれる。
芸術における表現は、言葉としてしばしば使われるほどには簡単ではない。何か自分の頭の中にあるものを表現しようと狙っても、人を打つものは出てこない。彼女のヒマワリが現前感を持つのは、彼女がヒマワリとの交感能力を持っているからである。
自分自身も含めたあらゆる生命現象の象徴としてヒマワリを描きたいということ、しかもそれは、今を盛りに咲き誇る生命の姿ではなく、流れ、崩れ、変化する生命の姿として描き出したいという気持ちが、ヒマワリと伊藤自身の間の距離を縮め、ついには同一化を生み出しているのである。つまり伊藤は、ヒマワリを見つめ、ヒマワリを描きながら、その中に自分自身を見ているのである。
伊藤の興味は、ごく最近は、ヒマワリの頭部より分散する種子を、一つ一つ描くことに移っている。生命の伝達、彼女自身は「輪廻転生」という言葉で、新たな興味の方向を言い表している。
そして今季節は巡り、種子の塊は、自然の原理に従って母体を離れ、新しいヒマワリを作るべく大地に分散し始めたのである。

福井県立美術館元館長 芹川貞夫 
2017年発刊伊藤ちづ子画集寄稿文より抜粋



伊藤ちづ子略歴


経歴
1949年2月12日福井県敦賀市に生まれる
1990年10月 新協美術展初入選
2007年10月 新協美術展委員推
2017年3月 伊藤ちづ子画集 発刊

賞歴
2001年 第54回 福井県総合美術展知事賞
2003年 第 1回 命のかたち展最優秀賞
2003年 第17回 美浜美術展入選(2019年迄12回入選)
2005年 第48回 新協美術展新協賞
2006年 第45回 北陸中日美術展佳作賞
2006年 第16回 花の美術大賞展奨励賞
2008年 第47回 北陸中日美術展福井テレビ賞
2015年 第58回 新協美術展東京都知事賞
2023年 第66回 新協美術展東京都議会議長賞
表彰
2005年 福井県文化協議会新人賞
2006年 福井県文化奨励賞
2006年 敦賀市文化奨励賞
2012年 敦賀市文化協会 文化功労賞
2014年 福井県文化協議会地域文化功労賞
2024年 福井県文化功労賞

個展
2016年 福井県立美術館第1展示室(福井市)
2024年 敦賀市プラザ萬像大ホール(敦賀市)その他13回

所属
・ (一社)日本美術家連盟 会員
・ (一社)新協美術会 委員
・ 若狭湾美術作家集団 会員
・ カカ斜展 会員
・ 敦賀美術作家協会 副会長
・ 敦賀高校美術部OB展 代表

審查員
・ (一社)新協美術展
・ 福井県総合美術展
・ 敦賀市総合美術展

講座
2020年~現在まで 福井県立美術館実技講座講師(洋画)

教室
1997年4月~現在まで バーミリオンパステル画会主宰(敦賀)
2021年4月~現在まで 福井ベルカルチャー洋画講師(福井)


information:伊藤ちづ子展

2月7日(金)から開催の予定でしたが、雪のため、2月14日(金)からの開催となりました。

伊藤ちづ子展 -生命を謳う-
2025年2月14日(金)~3月24日(月)