こどもの造形 -若狭町立保育園(所)7園ー
若狭町立保育園7園は、『創造主義的造形活動』に取り組んでいます。『里っ子保育』として、子どもの主体の保育の中で、自由画制作、自然素材による造形活動が展開されています。
Supported by The Nippon Foundation 日本財団
連綿と続く生命の不思議に魅せられ、太古よりの人類の歴史と時の流れを表現したくてひたすら絵画を描いてきた。表現力のない自分を感じつつも、アーティストして精いっぱい制作に挑んできた。今回、その十数年前までの自分の軌跡を蘇らせる機会になったことに心から感謝したい。熊川宿若狭美術館での多くの方々のご高覧と、若狭・野木両町交流をの発展を願っている。 ませ ひろこ
企画 熊川宿若狭美術館
協賛 若狭町 / 後援 福井新聞社
22nd February — 30th March 2020
熊川若狭美術館
「きらりアート展」は、福井県在住の障がい者や、特別な支援を要する人や児童たちのアート作品の公募展です。
2010年にNPO法人若狭美&Bネットが独立行政法人福祉医療機構の助成事業を受けて、若狭ものづくり美学舎と地域の特別支援学校の関係者で実行委員会を組織し、公募、審査、展示、作品集発刊など、企画運営。パレア若狭ギャラリーで初回の展覧会が開催されました。第4回展からは若狭町社会福祉協議会が実行委員会事務局・運営を主管。新たに美浜町や福井市等での「入賞作品巡回展」実施も加えて、継続、発展してきました。2019年は記念すべき≪10回展≫となりました。
「きらりアート展」は高校生を含む≪一般の部≫と中学生以下の学童の≪児童の部≫の2部門からなります。この度の展示企画は、その第10回展の≪一般の部≫の、独自の輝きを放つ入賞作品25点を紹介するものです。純真でハートフルな表現をお楽しみ下さい。
アール・ブリュット展ふくいは、県内の知的障がいのある方たちを中心とした素晴らしい作品を募集し、その唯一無二の芸術性を社会全体で共有することを目的として開催し、今回第5回を迎えます。県内各地から、また障害福祉サービス事業所や特別支援学校のみならず、芸術活動サークルや特別支援学級からの応募が増えてきており、私たちの活動の広がりを実感しております。
今回は190点の応募をいただき、去る12月10日に厳正なる審査を経て、22点の作品の表彰を決定いたしました。また前回同様、今回も愛知県知的障害児童生活サポート協会の協力を得て、愛知県の素晴らしい作品20点も展示させていただきます。
一つ一つの作品と対峙し、作り手の感性に思いを馳せながら、障がいの有無にかかわらず誰もが生き生きと安心して暮らせる共生社会を思い描く時をお過ごしくだされば幸甚です。
最後にご後援くださいました関係各位、ならびに開催に向けて多大なるご協力をくださいました審査員各位に心からお礼を申し上げます。
30th January — 3rd February 熊川宿若狭美術館
福井県知的障害児者生活サポート協会
特定非営利活動法人若狭美&Bネット
今回は現代美術家5人の作品を展示しています。
日本の現代美術をリードした斎藤義重(1904-2001)は、若狭に何度も足を運び、研修会講師として若い作家を指導し、多大の影響を与えました。
美術を主に文化運動に取り組んだ福井の前衛〈北美文化協会〉に所属し、リーダーとしてニューヨークで活躍。帰国後、若狭で作品を展示し講演会を開くなど、若い作家に強烈な刺激を与えました。
現代彫刻のパイオニアとして活躍した英国のアンソニー・カロ(1924-2013)は文化庁の招聘によって来日し、和紙への関心から、若狭和紙を使って「オバマシリーズ」を小浜で制作。長谷光城、竹原豊が助手を務めました。
東洋的抽象画を生み出した坂本善三(1911-1987)は、〈子ども美術文化研究会〉での交流が深い熊本で活躍。最後の弟子二子石義之の同研究会への参加、小国町にある坂本善三美術館での同研究会開催など、つながりが深まっています。
孤高の画家・熊谷守一(1880-1977)は向井画廊を通して、若狭に多いモリカズファンが、何度か「モリカズ芸術を語る会」を開きました。
このように、5人ともに逝去されているが、なんらかの形で若狭とつながり、関わった若狭の人々の心の中に、今も強く生きています。