― 何処かで見た景色 ー
いつもの生活空間、いつもの風景、日常の道具や材料の、日焼けや滲み、罅や剥がれ。川や海で見つける石や流木などの自然のオブジェ。火を使えば立ち上る煙と焦げた匂い。遠くには何かの工場の煙突と煙。偽りのように変化する空の色や雲の形、差し込む光と影・・・
幼少期から何度も住処が変わったり、一人で過ごすことが多かったりしたせいか、昔から結構ひねくれた目線でモノを眺めていました。周りがさほど気にもしないようなモノをじっと観察したり、大事に持って帰ったり・・・。
大人になり、普段は特に気にも留めずに生活していても、それらはなぜだか自分の記憶の片鱗にあり、時には郷愁的に思い出す瞬間があります。創作の作業は、それが自分のリアルな立ち位置や、ものの見方・感じ方・価値観を構成している、ということをあらためて再確認する時間でもあるのです。
白﨑 徹 しらさき とおる
心象Ⅱ 心象Ⅰ 心象
断片シリーズ 2020-Ⅱ 断片シリーズ 2020-Ⅲ 断片シリーズ 2020-Ⅰ 断片シリーズ 2020-Ⅴ 断片シリーズ 2020-Ⅳ
夜に潜む STILL LIFE 磊磊 MOON 2021
汀Ⅰ 汀Ⅱ
白﨑 徹 漂流物Ⅰ 漂流物Ⅱ
白﨑 徹 / しらさき とおる
1970 福井県福井市生まれ
1995 滋賀大学大学院美術教育専修 修了
村岡三郎氏、宮崎豊治氏らに学ぶ
現在 中学校教員