千葉半厓 展

平成30年10月12日 ~ 11月26日

開館は期間中の金・土・日・月曜日と祝日  10:00~16:00



千葉半厓

……戦後、書壇は混沌の中で伝統と旧弊打破との葛藤、離合集散の坩堝……千葉さんは将来を察知し、いち早く宇野雪村の門を叩き、ひたすらに精進を重ねて今日の基底をなした…… 昭和25年後半より30年代……錯綜躍起の中で書の美の追求、現代書発表を核としながらも芸術の本質等、その周辺の禅、茶、絵画、彫刻、工芸の分野に視野を広め連鎖関係を感受して、人と芸術、人間性、思想、主義、情熱等多くの先輩達との交流を深めて常に源流探索に傾注した。中でも曽宮一念への敬慕とその親交はよく知られている。それらが絆となり自らの叡知として自画像、自己浮彫に磐石のオリジナリティを確立…… ……瞬発、簡潔、形象と流動一体化の作風と実験行為は見る、語る、触れ合う人の五感をゆり動かす魅力となって注目されている。( 『千葉半厓作品集』「讃 稲村雲洞」より )

ちばはんがい 略歴

昭和 6年 福井県坂井郡兵庫村(現、坂井市)生まれ
昭和27年 福井大学教育学部卒業  福井県内の公立小、中、高校に教諭として勤務(平成4年退職)
昭和29年 宇野雪村に師事
昭和34年 第8回奎星会展奎星賞 奎星会同人
昭和45年 第22回毎日展審査会員推挙 県書展、県美展審査員
昭和48年 第25回毎日展審査員
昭和52年 敦賀書人会々長
平成 元年 福井奎星会々長
平成 2年 若狭湾美術展企画発起人、若狭湾美術作家集団結成
平成 4年 福井県文化賞
平成12年 福井県書道文化賞
平成25年 文部科学大臣文化地域功労賞

現在

・毎日書道展名誉会員
・全日本書道連盟評議員
・福井奎星会名誉会長
・福井県書作家協会参与
・敦賀書人会名誉会長
・若狭湾美術作家集団代表
・玄々社主宰
福井県敦賀市在住